廃車vs買取どっちが良い?事故車も値段は付く?廃車手続き・必要書類も解説

廃車すべきと考える事故車や古い車であっても、実は買取をしてもらえるケースが多いのです。

廃車手続きをしていたら料金がかかるところを、お金をもらって車の処分ができるので非常におすすめとなります!

あなたは事故車や古い車は廃車にするしかないと思っていませんか?

確かに、もう乗れないような車だと「買取なんてしてもらえない」「誰が廃車になった車を買おうと思うんだ」って思いますよね。

実際、修理してもどうにもできない車は廃車にするしかない可能性はあります。

しかし、廃車になる車であっても以下のような理由から値段が付く可能性があるのです!

 中身のパーツは使える部分がある
 海外ではまだまだ乗れると判断される

そこで今回は、廃車と買取のどっち選ぶべきか解説します。

加えて、廃車でも査定してくれる買取業者3つ・廃車するしかない車の手続きの流れや必要書類などについてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

車を処分する4つの方法

車を処分するには以下の4つの方法があります。

  1. 中古車の買取業者で売却する
  2. ディーラーに下取りしてもらう
  3. 廃車専門の買取業者に依頼する
  4. 自分で廃車手続きをする

中古車の買取業者は、選ぶ店舗によって査定額に数十万円の開きがあるものの、かなり高額で引き取ってもらえる方法です。

4つの中でも最もお得に利用できるといっても過言ではありません。

ディーラーに下取りしてもらう方法は、新車のそのお店で買う場合にのみ利用できる方法です。

手間がかからないので選ぶ人が多い一方、中古車の買取業者と比べて平均16万円も安い値段を付けられるというデメリットがあります。

廃車専門の買取業者とは、普通の中古車買取業者が引き取れないと判断したような事故車・古い車であっても売却できる方法です。

自分で廃車手続きをするというのは、手間もかかる上に費用がかかるので、基本的には上記の3つの方法を試して、駄目だった場合の最終手段として選ぶ選択肢となります。

廃車と買取はどっちが良いのか?

廃車と買取のどっちが良いか悩んだら迷わずに買取を選んでください。

前の項目で4つの車の処分方法について解説しましたよね。

まず、ディーラーで下取りしてもらうのは基本的に新車を買う場合です。

また、通常の中古車買取業者よりも査定額は安くなるので選択肢からは外す方が良いでしょう。

そのため、選択肢としては以下の3つです。

 中古車買取業者で査定する
 廃車買取業者で査定する
 自分で廃車手続きをする

この中から1番に試すべきは中古車買取業者での査定になります。

基本的に中古車買取査定は無料でできるので、あなた自身で売れそうか判断せず、駄目もとで査定に出してしまいましょう。

それで買い取ってもらえれば儲けものですからね!

中古車買取業者で買取不可と言われたら2番目に廃車買取業者で査定しましょう。

廃車買取業者では、通常の中古車買取業者が買取れないような車でも、分解してパーツを売却したり、独自ルートを使って海外で販売したりして、あなたの車に価値を持たせてくれるのです。

こちらも、やはり自分で売れそうか判断はせずに駄目もとで査定に出してください。

廃車買取業者でも売却不可となった車のみ3番の廃車手続きに進みましょう。

自分で廃車手続きをするのは、あくまでも最終手段です。

また、基本的に動かない車であっても車を解体すれば金属が回収できて、その金属に値段が付きます。

そのため、2番目の廃車買取業者を利用すれば、よほどの理由がない限りは買い取ってもらえるでしょう。

つまり廃車手続きが必要になるケースはほぼ無いと考えてOKです。

車を処分する際に試す順番
  1. 中古車買取業者で査定してもらう
  2. 廃車買取業者で査定してもらう
  3. 自分で廃車手続きをする

廃車買取相場

廃車買取の場合、車の状態や車種などによって査定額は異なります。そのため、一概に相場を判断するのは難しいのが実情です。

しかし、”車の金属をリサイクルする”という観点で考えると査定価格ラインは分かります。

軽自動車3,000~10,000円
カローラクラス10,000~20,000円
クラウン・セドリックなど20,000~25,000円
セルシオクラス25,000円~

以上の相場は車としての価値はなく、使用されている金属をリサイクルした場合の相場です。

そのため車としての価値があるなら、もっと高い査定額が期待できるでしょう。

ただし、車としての価値がある場合は、廃車買取業者ではなく通常の中古車買取業者に査定を出した方が高額買取になる可能性が高まります。

廃車買取業者に依頼するのは、通常の中古車買取業者で買取不可となった場合だけにしてください。

廃車買取業者3つをご紹介

ここでは、おすすめの廃車買取業者として以下の3つをご紹介します。

  • 廃車本舗
  • ハイシャル
  • 廃車ラボ

廃車本舗

1つ目におすすめするのは「廃車本舗」です。

廃車本舗は運営歴17年以上を誇るサービスで、独自のノウハウや販売ルート・自社工場を持つことによって廃車でも高額買取をしてくれます。

店舗も全国各地に展開しているため、あなたの車が動かない状態でも無料で引き取って査定してもらえるのです。

そして、廃車本舗の最大の強みは以下の2つになります!

 自社のリサイクル工場
 独自の海外輸出ルート

まず、国内に3箇所の自社リサイクル工場があるため、仲介業者を介さずに解体や修理などができるのです。つまりコストがかからない分、査定額に上乗せしてくれます。

さらに、アジア圏を中心に独自の海外輸出ルートを持っているので、日本では廃車になるような車であっても、車としての評価・価値を付けてくれるのです。

ちなみに日本では10万kmを超えると廃車になりますが、海外では20万kmを超えても走れると判断されます。

この自社工場と独自の海外販売ルートによって、普通の中古車買取業者では値段が付けられない車でも、しっかりと車として査定額を付けてくれる訳です。

自社工場あり
代行費用(書類・レッカー)無料
税金還付あり
海外販売ルートあり
対応エリア全国
査定方法WEB・電話
引取可能日最短翌日見積もり、2~3日以内の引取可能

ハイシャル

2つ目におすすめするのは「ハイシャル」です。

ハイシャルは廃車や事故車など、どんな車であっても最低0円以上の査定額を保証してくれます。

これは、どんな車であっても解体して金属などを売ることで値段を付けられるんですね。

つまり、費用をかけて廃車手続きをする必要はないという訳です。

また、ハイシャルなら自動車税の月割りの還付金を受け取れます。「車体買取価格+還付金」という2つの合計代金が支払われるため、非常に有意義な廃車の買取が実現できるのです。

自社工場なし
代行費用(書類・レッカー)無料
税金還付あり
海外販売ルートあり
対応エリア全国
査定方法WEB・電話
引取可能日当日引取可能(エリア・車両状態次第)

廃車ラボ

3つ目におすすめするのは「廃車ラボ」です。

廃車ラボは、全国どの場所からの依頼でも完全無料で廃車を引き取ってくれます。

放置車・不動車・カギなし車・事故車など、どんな車でも買取ってくれるのが特徴の一つです。

また、もともと廃車ラボはネット専売業者だったため、ネットを駆使した仕入れや販売に強みを持っています。

全国どこでも買取・売却ができるからこそ、廃車であってもしっかりと値段が付けられるのですね!

自社工場なし
代行費用(書類・レッカー)無料
税金還付あり
海外販売ルートなし
対応エリア全国
査定方法WEB・電話
引取可能日申込から3営業日以降(エリア・車両状態次第)

廃車手続きの流れ・必要書類

あなたの車を一般尾買取業者⇒廃車買取業者の順番で査定に出して、それでも買取価格が付かないと言われたなら、最終手段として廃車手続きを進めていきましょう。

廃車手続きには2つの方法があるので、1ずつ流れと必要書類について解説します。

一時抹消

一時抹消都とは、その名の通り一時的に車の使用をストップさせる方法です。

そのため、車自体を解体することはありません。

例えば、あなたが海外出張などで1年間は車に乗れないなどの際に一時抹消をします。

すると一時的に廃車状態となり、その間は自動車税などの納付義務がなくなる訳です。

そして再び車に乗れるようになったら申請して今まで通り走行できるようにします。

必要書類と費用

一時抹消に必要な書類と費用は以下の通りです。

【必要書類】
✔ 所有者の印鑑証明書 ※発行日から3ヵ月以内のもの
 所有者の委任状 ※所有者の実印の押印があるもの
 車検証
 ナンバープレート ※前後面の2枚
 手数料納付書
 一時抹消登録申請書
 自動車税・自動車取得税申告書 ※地域によっては不要

【費用】
一時抹消登録手数料:350円
廃車手続き代行料:依頼する業者によって異なる

一時抹消の当日の流れ

一時抹消は運輸支局で行うので、あなたの自宅近くの運輸支局を調べておきましょう。

そして、当日は以下のような流れで進めていきます。

  • ステップ1.運輸支局で用紙の入手・作成
    事前に用意すべき用紙の中で不足しているものがある場合は、運輸支局の窓口で入手しましょう。そして、入手した用紙に必要事項を記入します。
  • ステップ2.登録手数柳雄の支払い(印紙の購入)
    運輸支局場内の印紙販売窓口で、登録手数料分の印紙を購入。印紙を手数料納付書に貼り付けましょう。
  • ステップ3.ナンバー返却
    車の前方と後方に付けていたナンバープレートを運輸支局の「ナンバー返却窓口」に返納します。
  • ステップ4.運輸支局の窓口で書類を提出
    書類一式を運輸支局窓口に提出します。
  • ステップ5.登録識別情報などん通知書交付
    あなたの名前もしくは整理番号が呼ばれたら、窓口に向かい登録識別情報等通知書の交付を受けます。
  • ステップ6.税務署へ一時抹消の申告
    最後は、運輸支局場内の自動車税事務所などの税申告窓口に、作成した自動車税・自動車取得税申告書に加えて登録識別情報等通知書を提出します。

以上で一時抹消の手続きが完了です。

永久抹消

永久抹消とは、一般的な廃車を意味していて、車を解体して使用不可能な状態にするものです。

車解体を前提としているため、手続きを済ませると完全に車は走行不可能となる訳です。

必要書類と費用

永久抹消に必要な書類と費用は以下の通りです。

【必要書類】
✔ 所有者の印鑑証明書 ※発行日から3ヵ月以内のもの
 所有者の委任状 ※所有者の実印の押印があるもの
 車検証
 ナンバープレート ※前後面の2枚
 「移動報告番号」と「解体報告記録がなされた日」のメモ書き
 手数料納付書
 永久抹消登録申請書(及び解体届出書)
 自動車税・自動車取得税申告書 ※地域によっては不要

【費用】
廃車手続き代行料:依頼する業者によって異なる

永久抹消をお店に依頼する場合にのみ費用が必要です。

永久抹消の当日の流れ

永久抹消は運輸支局で行うので、あなたの自宅近くの運輸支局を調べておきましょう。

そして、当日は以下のような流れで進めていきます。

  • ステップ1.運輸支局で用紙の入手・作成
    事前に用意すべき用紙の中で不足しているものがある場合は、運輸支局の窓口で入手しましょう。そして、入手した用紙に必要事項を記入します。
  • ステップ2.ナンバー返却
    車の前方と後方に付けていたナンバープレートを運輸支局の「ナンバー返却窓口」に返納します。
  • ステップ3.運輸支局の窓口で書類を提出
    書類一式を運輸支局窓口に提出します。
  • ステップ4.税務署へ一時抹消の申告
    最後は、運輸支局場内の自動車税事務所などの税申告窓口に、作成した自動車税・自動車取得税申告書を提出します。

以上で永久抹消の手続きが完了です。

まとめ

今回は、乗れなくなった車や事故車を廃車に出すのと買取査定に出すのどっちが良いのか解説しました。

その結果、まずは駄目もとで一般の中古車買取査定に出す。

買取不可なら廃車買取査定に出す。それでも駄目だった時だけ廃車手続きをすると良いと分かりましたね。

ちなみに今回は、一応廃車手続きの流れや必要書類を解説しました。

しかし、廃車買取業者で査定してもらえば最悪、買取価格が付かなくても無料で処分できるので、あなた自身が廃車手続きをするケースはほぼ無いと考えてOKです。

また、最初の中古車買取業者に査定を出す場合は、一括査定を利用すると一番高い買取店が分かるので、ぜひ利用してみてください。

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