
車の買取査定では、タイヤ部分もチェックされます。
当然、チェックするのだから査定額にも影響を及ぼします。
では、どのような状態ならプラス査定になり、どのような状態ならマイナス査定となるのでしょうか?
タイヤの状態と一言で言っても、チェックされるのは以下の複数の項目。
✔ タイヤの溝の具合
✔ スタッドレスタイヤの有無
✔ スペアタイヤの有無
これらの項目が査定にどのような影響を及ぼすのか知っていれば、車の買取査定前に対処することでプラス査定を狙えるようになります。
そこで今回は、車の買取査定とタイヤの関連性について解説します。
本記事を読めば、溝の具合やスタッドレスタイヤ・スペアタイヤの有無がもたらす査定額の影響も分かるので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
タイヤの溝と査定額の関連性
車の買取査定額とタイヤの溝の減り具合は大きく関係しています。
というのも、タイヤの溝がすり減っていくと、ブレーキをかけても車が止まりにくくなるのです。
そのため、溝が残っている方がプラス査定。
減れば減るほどマイナス査定になります。
- タイヤの溝が1.6mm以上:査定への影響なし
- タイヤの溝が5mm以上:プラス査定
- タイヤの溝が1.6mm以下:マイナス査定
では、いくらくらい査定額に影響が出るのでしょうか?
具体的にな基準は以下の通りです。
タイヤのサイズ | タイヤの溝の残り | 査定額 |
19インチ以上 | 5mm以上 | +8,000円 |
1.6mm以下 | -35,000円 | |
13インチ以下 | 5mm以上 | +2,000円 |
1.6mm以下 | -9,000円 |
このように、タイヤの溝の残りによって査定額は大きく変わります。
とはいっても、プラスになる金額は2,000~8,000円と小さいのに対して、マイナスになる金額は9,000~35,000円と大きいですね^^;
これは仕方がないのかもしれません。
けど、どうせ売却するならプラス査定にしたいもの!
査定に出すならタイヤの溝の残りが深いうちの方がイイですね。
タイヤがひび割れしても交換せず買取査定に出そう!
タイヤって、劣化してくるとひび割れするケースがあります。
その場合、交換してから査定に出すべきか迷いますよね。
結論、劣化したタイヤは交換せず買取査定に出したほうが良いでしょう。
なぜなら、劣化したタイヤを交換するには数万円程度の費用がかかるから。
そして、高い費用をかけて査定に出したところで、その費用を上回るプラス査定になる可能性は低いからです。
下手に費用をかけて交換しても、プラス査定になる可能性が低いなら、交換せずに買取査定に出したほうが良いですよね。
交換する手間もかかるので、ひび割れタイヤはそのまま査定してもらってください。
スタッドレスタイヤと査定額の関連性
車の売却で、冬用タイヤのまま買取査定に出したとしても、査定額に影響はありません。
そのため、もし冬場に売却する場合でも「夏用タイヤに変えてから買取査定に出す」といった手間をかけなくてOKです!
車が履いているタイヤに関しては、溝の深さだけしかチェックされません。
ただし、豪雪地帯では冬用タイヤが付いていた方が高額査定になるケースはあるため、あなたのお住いの地域に合わせて査定に出してください。
また、社外ホイールが付いた冬用タイヤの場合、「純正パーツではない」という理由からマイナス査定になる可能性があります。
車の買取査定では、「純正パーツ=プラス査定」が基本だという点は理解しておいてください。
ちなみに純正ではないホイールは、専門の買取店などで売却できます。
残ったスタッドレスタイヤを買取査定に出した際の査定額
もし、冬用タイヤを持っていて、夏場に夏用タイヤで買取査定に出したとします。
すると、自宅には冬用タイヤが残りますよね。
では、冬用タイヤだけ売却した場合、査定額はいくらになるのでしょうか?
まず、タイヤを売却する際の基本は4つセット!
1個で査定してもらった場合、1,000円程度の査定額にしかなりません。
4つセットで売りに出した場合は、5,000~20,000円程度の査定額になるでしょう。
また、売却する場合は専門の買取業者に依頼してください。
普通のリサイクルショップなどでも買い取ってくれるところはありますが、査定額が非常に安いのでおすすめできません。
もしくは、「メルカリ」や「ヤフオク」などに出品してみるのも良いでしょう。
ちなみに、メルカリでスタッドレスタイヤと検索すると、意外に多く出品されているのが分かりますよ。
そこそこ高額で売れているため、タイヤだけ売るにはおすすめです。
ちなみにスタッドレスタイヤを売却するなら、みんなが冬用タイヤに履き替えよう考える時期の少し前にすると良いでしょう。
当然、冬の時期になる少し前が高額売却しやすいはずです。
スペアタイヤがあるならセットで売る
近年、スペアタイヤは「使用されずに廃棄される」「車が重たくなる」という理由から標準装備ではなくなりました。
そのため、基本的にスペアタイヤの有無は査定額に影響しません。
最初から付属していないのだから、当然と言えば当然ですよね。
しかし、最初にスペアタイヤが付属していた車種であれば、セットで売却した方がプラス査定になりやすくなっています。
また、スペアタイヤが付属されていない車種であっても、コンプレッサーやスペアタイヤの修理剤が積まれているケースがあるので、その場合はそちらをセットにして査定に出しましょう。
スペアタイヤの修理剤は、使用期限が切れているとマイナス査定となるため注意してください。
まとめ
今回は、車の買取査定とタイヤの関連性について解説しました。
基本的に車の買取査定では、タイヤの溝の深さしかチェックされません。
溝が深ければプラス査定!
浅くなればマイナス査定!
大まかな目安は以下の通りです。
- タイヤの溝が1.6mm以上:査定への影響なし
- タイヤの溝が5mm以上:プラス査定
- タイヤの溝が1.6mm以下:マイナス査定
また、スペアタイヤ・スタッドレスタイヤの有無については、基本的に「査定に影響なし」だと分かりましたね。
大切なのは、タイヤの溝が残っているかどうかなので、プラス査定を狙いたいなら、できるだけタイヤが綺麗な状態で買取査定に出すようにしてください。
以下の記事では、査定額アップのコツを解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。