あなたは車の査定書のひな形が、どんなものか気になりませんか?
私は、車の査定書が必要と言われた時、査定書という言葉すら初めて聞いたから、全くどんなひな形なのかイメージができませんでした。。
実際、車の査定書が必要になるケースって以下のような時ですからね。
✔ 事故によって車の価値が落ちたと証明したい
✔ 正確な買取価格が知りたい
✔ 車を相続したい
✔ リース・ローンの契約を途中解約したい
✔ 債務整理(個人再生・自己破産)をする
けど、何かしらの理由から査定書が必要となった時のために、査定書のひな形を見ておいた方が良いでしょう。
そこで今回は、査定書のひな形とはどんなものなのか解説します。
加えて、ひな形に記載されている内容、査定書が発行できる機関についても併せてお伝えします。
目次
車の査定書(査定証)のひな形は?記載されている内容を解説!
車の査定書(査定証)のひな形は、以下のようになっています。
「以外に情報量が少ないな」といった印象ではないでしょうか。
確かに、査定書に記載されている内容は車の情報と査定価格が記載されているだけです。
- 査定額
- 使用者・所有者
- 車名
- 初年度登録年
- 形状
- 通称名
- 型式
- 登録番号 or 車両番号
- 走行距離
- 特記事項(車検証の有無)
そのため、どのポイントが評価されて、どのポイントが減点されたのかは分からない書類となっています。
では、この査定書はどのように発行してもらうのでしょうか?
次の項目で解説していきましょう。
査定書(査定証)の発行は2つの機関でできる!
査定書を発行してもらうには、主に以下の2つの機関で行えます。
発行元 | 料金 |
中古車買取業者 | 無料 |
日本自動車査定協会 | 5,000~15,000円 |
基本的には、車の買取査定をしている機関であれば、査定書を作成しています。
そのため、あなたのお近くにある中古車買取業者でも発行してもらえる可能性があります。
しかし、中古車買取業者では、希望してももらえない可能性があると覚えておいてください。
中古車買取業者では査定書がもらえない!?
実は中古車買取業者では、査定書を作成していても、もらえないケースが多くなっています。
希望してももらえない理由としては、以下の2つが考えられます。
- 理由1:他店と比較されたくないから
買取店は、自分の店舗で売却してほしいと考えます。そのため、他店と比較されるのを嫌うのです。査定書を発行してしまうと、気軽に他の買取店と比較できることから、発行してくれない買取業者が多くなっています。
- 理由2:情報が少ないから
査定書は、車の情報と査定額しか含まれていません。正直、情報量が少ないので、面倒な書類発行をしなくても、口頭で査定額を教えれば良いと考えます。
以上の理由から、買取業者で査定書を希望してももらえないケースが多くなっています。
もちろん買取業者ごとに対応は異なりますし、お客さんに査定書を発行するのが禁じられている訳でもありません。
店舗によっては対応してくれるので、駄目もとで聞いてみるのは良いでしょう。
ただし、あまり期待しない方が良いですね。
確実に査定書を発行するなら日本自動車査定協会!
査定書を確実に発行するなら、買取業者よりも日本自動車査定協会に依頼した方が良いでしょう。
日本自動車査定協会とは、自動車の査定に関するあらゆる依頼を、経済産業省・国土交通省の指導・監督の下で行う第三者機関です。
この日本自動車査定協会なら、有料にはなるものの、確実に査定書を発行してくれます。
全国52か所に支店を構えているので、お近くの支店をご利用ください。
気になる料金は以下のようになっています。
査定料金(消費税込み) | ||||
種類 | 車種 | 基本料金 | ダンプ車 | その他 特装車 |
軽自動車 | 660cc以下の乗用車・商用車・貨物車 | 5,500円 | 5,940円 | 6,600円 |
普通車 | 661~3,000cc以下の乗用車・商用車、0.3~2tの貨物車 | 7,150円 | 7,700円 | 8,580円 |
3,001cc以上の乗用車・商用車 3~4.5tの貨物車 | 9,900円 | 10,780円 | 12,100円 | |
大型貨物車 | 4.6t以上の6t車ベース 8t車ベースの貨物車 | 11,000円 | 11,990円 | 14,410円 |
10t車ベースの貨物車 | 11,550円 | 12,650円 | 14,410円 | |
小型バス | 29人乗り以下 | 11,000円 | ― | ― |
大型バス | 30人乗り以上 | 11,550円 | ― | ― |
査定費用は車種・排気量(cc)によって異なります。
加えて、出張査定になると料金が必要となるの注意が必要です。
東京都で出張査定をしてもらう場合は、以下の料金がプラスとなります。
- 査定業務実施店(会員店):2,200円(消費税込)
- 一般:4,400円(消費税込)
地域によって異なるので注意が必要です。
査定書を発行する流れ4ステップ
査定書を発行する流れは以下の4ステップです。
ステップ1.査定の予約
ステップ1は査定の予約です。
あなたの自宅近くの支所に電話で連絡して査定の予約をしましょう。
出張査定と持ち込み査定の両方から選択可能です。
ステップ2.持ち物を持って支所に向かう
ステップ2は以下の持ち物を持って、支所に向かいましょう。
✔ 出張査定の場合は車の鍵
✔ 車検証
✔ 自賠責保険証
✔ 整備手帳(保証書)
✔ 車の取り扱い説明書
これ以外にも必要書類の提出が必要なケースもあります。
査定予約の際の必要な書類については確認をしておきましょう。
ステップ3.査定が終わるまで待つ
ステップ3は査定が終わるまで待つだけです。
査定時間は平均30分程度ですが、事故歴などがある場合は長くなる可能性があります。
ステップ4.査定書(査定証)の発行
ステップ4は査定書の発行です。
査定書が発行されるタイミングは、特別な案内がなかったので、詳しく知りたい方は予約の際に尋ねるようにしてくださいね。
査定書がなくても査定額が分かる入札サービス
単純に査定額が知りたいというだけなら、査定書がなくても買取価格が分かる入札サービスというものがあります。
これは、ネット上で開催されるオークションで、複数の買取業者が入札方式で買取を行う「ユーカーパック」というサービスです。
1回査定を受けるだけで、最大5,000の買取業者から入札を受けられるので、高額買取が狙える方法となっています。
査定書の発行こそないものの、あなたの車の買取価格はデータとして残るため、複数業者を比較したりも可能です。
査定料金・出品料金・落札料金は全て無料!!
少しでも高く売却したいなら試してみてください。
まとめ
今回は車の査定証(査定証)のひな形について解説しました。
実際の見た目や内容を見ておけば、いざ必要になった時の不安が少しは解消されるかもしれません。
また、どのような方法で発行してもらえて、料金はいくらなのかも分かったので、さらに安心ですね。
以下の記事では、査定価格の相場やアップのコツなどを解説しているので、興味がある方は併せてご覧ください!