【実録】車買取の『詐欺被害5件』の手口!騙されない方法と優良業者の探し方

車の買取って何十回も経験するものではないですよね。

中には、人生で一度も経験がないという方もいるでしょう。

そのため、車の買取査定では「どのような対応が当たり前なのか?」「相場はいくらくらいなのか?」契約までの流れは?」など分からないことだらけ。

そんな状態だと悪質な業者から「こいつは何も知らない」と思われて、「少し査定額を安くしてやろう」「強引に契約させればOKするはず」と詐欺の対象になる恐れがあります。

実際、車の買取では詐欺被害が多発!

✖ いつまで経っても査定額が振り込まれない……
✖ 
契約後に理由を付けて査定額を下げられた……
✖ 
キャンセル料に20万円以上も請求された……

このような詐欺被害が実際に発生しているのです。

そこで今回は、実際に車の買取査定で起こった詐欺被害を4件ご紹介します。

また、騙されない方法と優良買取業者の探し方についてもお話するので、ぜひ参考にしてみてください!

実際にあった車買取査定の詐欺5件

まずは、実際に発生した車買取査定の詐欺被害を5件ご紹介します。

これから紹介する5件は、「国民生活センター」に掲載されている実際に起きた詐欺です。

詐欺被害1.キャンセル・解約ができない

インターネット上の車の無料見積もりサイトに自分の車の情報を入力したところ、たくさんの業者から車買い取りの電話がきた。

たまたまある業者に査定のために来訪してもらった。

自宅の前の路上で、「65 万円で買う」と言い、迷ったが、かなりしつこいので「70 万円なら売ってもよい」と言ったところ、それで買うと言うので、自動車の中で契約書にサインし、母印を押した。

その後別居中の妻に連絡したところ「売らないでほしい」と言われたので、業者に連絡しキャンセルを伝えたところ、「キャンセルできない、買い手がつき手付金ももらっている」と言われた。

当日のことで、まだ手元に車があるのにもう買い手がついたというのは信じられない。確かに契約書にはキャンセル不可と記載があるがなんとかキャンセルしてほしい。

 (2011 年 9 月受付 30 歳代 男性 給与生活者 埼玉県)

出典:国民生活センター「増加する自動車の売却トラブル―震災後の自動車不足を背景に、強引な買い取りや解約トラブルが―」

契約後にキャンセル・解約できないという詐欺やトラブルは、車の買取査定において非常に多くなっています。

もちろん、契約書に「クーリングオフ不可」などの文言が記載されていれば詐欺ではありません。

また、キャンセル料も契約前に告知していれば詐欺には該当しないのです。

しかし、契約書に記載がなくて説明もされなかった場合には詐欺行為に該当する可能性が高いでしょう。

もし、あなたが車の買取査定を利用する場合は、必ず契約前に「キャンセルはできるのか?」「キャンセル料金はかかるのか?」聞くようにしてください。

ちなみに、車の買取査定ではクーリングオフできないケースが多いので、その点については以下の記事を参考にしてみてください。

詐欺被害2.解約料を10万円も請求された

自分が息子に買い与えた軽自動車を、息子が金に困って、買い取り業者に 51 万円で売却するとの契約書にサインしてしまった。

自分は売却に反対なので業者に中止を申し入れたら「既に売れてしまい解約不可」と言われた。

店舗まで出向き交渉したら、業者から「車は既に他県の別営業所に搬送済み、キャンセル料は 10 万円、誓約書に署名、捺印(なついん)すれば車を返す」との回答だった。

あまりに高額なキャンセル料に納得できず「具体的な積算内容を示してほしい」と伝えたが取り合ってくれなかった。

仕方なく誓約書に署名・捺印し、今朝再度店舗に出向き 10 万円を支払って車を返してもらった。

ガソリンメーターを見る限り業者の言う他県まで往復しているとは考えにくい。

車検証も渡していないし売却代金も受け取っていないのに 10 万円ものキャンセル料は妥当なのか。業者からは法律の専門家に相談しないでもらいたいと言われている。

 (2011 年 11 月受付 相談者 50 歳代 男性 給与生活者、当事者 20 歳代 男性 大阪府)

*一部を抜粋して紹介

出典:国民生活センター「増加する自動車の売却トラブル―震災後の自動車不足を背景に、強引な買い取りや解約トラブルが―」

こちらは解約料を10万円も請求されたという詐欺の疑いがある事例です。

あくまでも詐欺の疑いというだけであって、解約料を10万円請求されたという点だけでは違法ではありません。

ポイントとなるのは以下の2つ。

  • 契約時にキャンセル料10万円かかるという説明はあったのか?
  • 10万円のキャンセル料に同意した上で契約書にサインしたのか?

今回の事例は相談者の男性の息子さんが巻き込まれたもの。

そのため、契約時にキャンセル料の説明があったのか分かりません。

そして、説明もなしにキャンセル料を請求しているなら、詐欺行為に該当する可能性があるでしょう。

今回の事例が本当に詐欺なのかは分かりません。

しかし、すでに車が売れてしまい他県まで移動している事実が不明確。

尚且つ、車検証の受け渡しもしていないそうなので、かなり怪しいと言えますね。

詐欺被害3.虚偽の説明で強引な契約を強要された

父が高齢で車の運転ができなくなったため、自動車買い取り業者に査定に来てもらった。査定だけのつもりで娘の自分が応対した。

業者は 7 万円だと言ったが、そのときの持ち主である父が不在なので 「娘の自分では決められない、父の車であり、父の意思があるから」と言って帰ってもらおうとしたが、せっかちに契約書面の裏面の説明などをし始め、クーリングオフができると言って、強引にここにサインしてくれと、娘である自分のサインを求めた。

「父に確認してから」と言っても「大丈夫」と言われサインしてしまい、車検証、自賠責保険証、自動車税の納付書なども持って行かれてしまった。

業者が帰ってからじっくり契約書を読むと、入庫後はクーリングオフはできないと記載されている。

びっくりして、翌日に事業者に電話し、「クーリングオフできると言っておきながら、車を持って行ったあとはできないと書いている、この点は説明されていない」と苦情を言ったら、上司から「まるでうちの社員がだましたみたいではないか」と怒鳴られ「税や保険の返還の代理請求の委任状を早く出せ」「車の保管料も請求する」と言われた。

 (2011 年 7 月受付 40 歳代 女性 自営・自由業 千葉県)

出典:国民生活センター「増加する自動車の売却トラブル―震災後の自動車不足を背景に、強引な買い取りや解約トラブルが―」

こちらは「クーリングオフできる」と言って契約させた後、「クーリングオフはできない」と言ってきた詐欺の事例です。

いくら契約書に「クーリングオフできない」との記載があっても、説明で「クーリングオフできる」と言って契約させたのであれば詐欺行為に該当するでしょう。

ましてや、逆ギレして「車の保管料も請求する」といった発言をしているのは許せないですよね。

どうしても解決しないのであれば、「国民生活センター」などに相談した方が良いでしょう。

詐欺被害4.車両引き渡し後に減額された

新車を買うために今の車の査定を申し込んだ。

3 日前、自宅に来てもらい査定してもらったら 22 万円で買い取ると言われ、その場で契約し車を引き渡したが、2 日後業者から「隣の県のオークション会場に運び点検したら、事故車と判明したので半額での買い取りになる」と言われた。

3 年前に 6 年落ちで購入したが、そのときには事故車だとの話はなく自分も事故を起こしたことはないと伝えたが、業者は「納得がいかなければキャンセルするが、運送費 3 万円を解約料として払え、払わないと車は返さない」と言う。 

(2011 年 11 月受付 30 歳代 男性 給与生活者 静岡県)

出典:国民生活センター「増加する自動車の売却トラブル―震災後の自動車不足を背景に、強引な買い取りや解約トラブルが―」

こちらは、契約して車両引き渡し後に減額されたという事例。

一見すると詐欺確定のように思えますが、実際は車両引き渡し後の査定額引き下げが、直ちに詐欺になるわけではありません。

なぜなら、1度査定したとしても故障箇所の見落としによって、査定額を引き下げるケースがあるからです。

特に、売り主がウソをついて事故歴を隠していた場合は、売り主に対して損害賠償請求される事例もあります。

とはいえ、基本的に契約後に減額しないのが買取業者なので、あなたが買取査定を利用する際は「契約後の減額の有無」について確認するようにしてください。

詐欺被害5.業者が倒産して車を持ち逃げされた

インターネットの一括見積もりで知った買い取り業者に 300 万円で売却する契約をして車を引き渡した。

入金の約束日の次の日になっても振り込まれないため、電話をしたら通じず、店舗に行ってみたら、「倒産」の張り紙があった。どうしたらよいか。

 (2011 年 11 月受付 30 歳代 男性 自営・自由業 千葉県)

出典:国民生活センター「増加する自動車の売却トラブル―震災後の自動車不足を背景に、強引な買い取りや解約トラブルが―」

こちらは倒産によって車を持ち逃げされたという事例。

本当に倒産していたとしても、売却額を振り込まず車まで持ち逃げしているので、確実に詐欺などの犯罪行為となります。

しかし、持ち逃げされて居場所が分からないようだと、車やお金を取り戻すのは難しいのが実情でしょう。

まずは「国民生活センター」に相談して、場合によっては警察や弁護士などに相談してください。

中古車における詐欺などのトラブル相談件数

詐欺やトラブルは、車の買取査定だけでなく中古車の販売も含めると、かなりの件数が発生しています。

では、実際の詐欺などのトラブルは、どれくらい発生しているのでしょうか?

国民生活センターに寄せられた中古車に関する相談件数を見てみましょう。

年度相談件数
2018年7,219件
2019年7,214件
2020年7,066件
2021年1,303件(前年同期1,238件)
*相談件数は2021年6月30日現在(消費生活センター等からの経由相談は含まない)
出典:国民生活センター「中古自動車」

このように、毎年7,000件を超える中古車に関する相談が寄せられています。

実際に寄せられている相談としては、以下のようなものがあります。

  • 修復歴なしの中古車を買うも実際は事故車だった
  • ネットで中古車を買うも商品説明と違ったため返金を求めたが無理だった
  • ネットで中古車を買うも車は届かず販売主も音信不通になった
  • 中古車を購入したが1か月で壊れた
  • 買取査定で契約後に事故車だと言われて10万円の返金を求められた

もちろん、この件数は国民生活センターに寄せられた相談件数。

実際はトラブルに発展したり詐欺に遭ったりしても、泣き寝入りしているケースがあるので、この件数は氷山の一角というわけです。

悪徳買取業者の詐欺手口

悪徳買取業者は、あの手この手を使って詐欺を働きます。

では、実際にどのような詐欺の手口があるのか見ていきましょう。

詐欺手口詐欺内容
査定額の減額契約後に「故障が見つかった」などの理由で査定額を減額する
価値を安く見積もる買取相場から大幅に安い査定額で買い取る
入金拒否車両引き渡し後、いつまで経っても入金しない
解約拒否解約可能と謳っていたのに解約できない
法外な違約金契約書にはなかった法外な違約金を請求する
会社倒産車両引き渡し後、入金前に会社が倒産して音信不通になる
強引な車両引取売買契約前に強引に車両を持っていく

主な詐欺の手口としては以上のようなものがあります。

これらの手口の多くは分かりやすく法律に触れるものではないため、取り締まるのが難しいのが実情です。

では、どのようにすれば買取業者の詐欺に騙されないのか?

その方法について次の項目で詳しく解説していきますね!

車買取で詐欺に遭わないための方法4つ

ここでは、車買取業者の巧妙な詐欺の手口に騙されないための方法をご紹介します。

買取相場を把握しておく

1つ目に紹介する詐欺に騙されない方法は、買取相場を把握しておくことです。

買取相場を把握していないと、価値を安く見積もられても気が付きません。

そのため査定に出す前に、必ず買取相場を把握するようにしてください。

買取相場は、インターネット上で簡単に調べられます!

あなたの愛車の買取相場を調べる方法は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ活用してみてください!

契約書をしっかり確認する

2つ目に紹介する詐欺に騙されない方法は、契約書をしっかり確認することです。

トラブルや詐欺の中には、「契約書に書かれている内容と口頭で説明された内容が違う」というものがあります。

また、説明されていない大切な内容が契約書には書かれているケースも。

仮に口頭で伝えられていても、最終的には契約書の内容が優先されるので、契約書は隅々まで目を通すようにしてください。

特に、キャンセルが可能かどうかや違約金についての記載はしっかり確認しましょう。

納得できるまで絶対に契約書にサインしない

3つ目に紹介する詐欺に騙されない方法は、納得できるまで絶対に契約書にサインしないことです。

買取業者の中には、こちらが納得していないのに「解約できるから」などと言って、強引に契約させようとするところがあります。

しかし、査定額や契約書に納得していない限り、絶対に契約書にサインしてはいけません。

もし、強引に契約させようとしてくる場合は、その業者を断った方が良いかもしれませんね。

安心・安全な買取業者に依頼する

4つ目に紹介する詐欺に騙されない方法は、安心・安全な買取業者に依頼することです。

詐欺被害に遭わないようにするには、結局のところ業者選びが大切。

有名ではない業者や説明や契約書がちゃんとしていない業者に依頼しないのが、詐欺に遭わない方法としては一番です。

しかし、安心・安全な買取業者を探せと言われても、どうすれば良いのか分かりませんよね。

その点については、次の項目で詳しく解説していくので参考にしてみてください!

詐欺を避けるなら「ズバット車買取比較」がおすすめ!

買取査定で詐欺に遭いたくないなら、一括査定サイト「ズバット車買取比較」で査定に出すのがおすすめです!

一括査定サイトとは、その名の通り一度の情報入力で複数の業者に査定依頼を出すサービスになります。

そしてズバット買取比較は、2021年8月時点で全国267の買取業者と提携。

当然、これら全ての業者が安心・安全な買取業者だと、運営元の「株式会社ウェブクルー」が確認済みです。

その上、ズバット車買取比較を利用した方のほとんどがディーラーの下取りより16万円も査定額がアップ!

実は、私自身もズバット車買取比較を利用した結果、22万円も査定額が上がりました。

もちろん、今回ご紹介したような詐欺やトラブルに遭うこともなく、気持ち良くスムーズに売却できたのです。

もし、あなたが詐欺被害やトラブルに巻き込まれず買取査定してもらいたいなら、ズバット車買取比較は本当におすすめ!

私がズバット車買取比較を利用した時の体験談などを以下の記事でまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

車の平均買取が16万円UP!60万円以上の高額売却の可能性も!!

車の下取りよりも平均16万円の査定アップが狙える方法を徹底解説します!中には1番安い業者と高い業者で60万円以上も買取価格に差が出る場合もあります!

おすすめの記事